この記事では、ファイルバージョン管理ソフトウェアGitのコマンドをまとめたいと思います。
もくじ
事前準備
まずは、個々のコマンドを学習する前に必要なGit用語を確認します。
リポジトリ
リポジトリとは、特殊なストレージ領域であり、ファイルバージョンを管理する場所を意味する。
まずは新しいリポジトリを作成し、ファイル変更ごとに更新内容をリポジトリに登録していくことになる。
master, head
リポジトリを作成すると、デフォルトで一つのブランチができる。
このブランチをmasterブランチという。
ブランチとは、Gitで初期設定された初期状態(根っこ)から変更点を結んだ時にできる経路(枝)をしめす。
masterとは、masterブランチの最先端の位置を示す。つまり、最後に更新登録をかけた状態をしめす。
headは、英語の通りで先端を意味しており、あなたが直近で作業していた位置をしめす。
ひとつのブランチで作業をしている場合、ファイル更新をする度に、masterとheadは常に同じ位置を示す。
working directory:作業フォルダ
masterやheadは、ファイルバージョンに管理された状態を意味している一方で、ファイル編集をする場所は異なる。
この編集可能場所を作業フォルダといい、ファイルバージョン管理される状態を登録したり、一時保存したりする。
作業フォルダに登録されたファイルのみが、リポジトリに登録可能となる。
コマンドリスト
初期設定
ファイルバージョン管理を始める際にはじめに実行するコマンド。
このコマンドを実行すると、リポジトリが作成される。
// Git 初期設定 git init
ファイル追加
変更したファイルを作業フォルダに登録するコマンド。
// Git フォルダー内全てのファイルを追加 git add . // Git 対象ファイル(xxx.c)を追加 git add xxx.c
ステータス確認
作業フォルダとheadに差分があるかを確認してくれる。
// Git フォルダー内全てのファイルを対象に追加 git status
更新内容をリポジトリに登録
作業フォルダにファイルを追加したら、リポジトリに変更内容を登録します。
// Git リポジトリに登録 コメントは、"xxxxxx" git commit -m "xxxxxx"