ライティングを始めた人に立ちはだかる最初の壁は「速く記事を仕上げられない」ということです。
「こんなに頑張ってるのに全然書けない」「1つの記事を書き始めてすでに○時間…」なんてことはよくある話だといえます。
タッチタイピングはできるのに、なかなかライティングスピードは上がらない!と悩んでいる方のために、スピードアップが目指せるコツをご紹介していくので、参考にしてみてください。
もくじ
ライティングを行うのに時間がかかって悩んでいる人は多い
最近では自分でブログを立ち上げたり、SNSで発信するなど、何かと文章を書いてみんなに見てもらうという場が増えてきました。
さらに、業務としてライティングを行っている人も年々増えている中、多くの人が悩んでいるのは、ライティングスピードです。
実際、発注されて業務を行う時には「○文字以上」とか「こういったキーワードで」という指定が当然行われます。
ブログ記事のように、自身の気持ちを書き綴るだけなら意外にボリュームのある文字数を書くことは可能ですが、依頼された分ともなると、調べたり意識しなくてはいけないものもそれぞれの案件で違うので神経が削られます。
そうこうしているうちに、時間だけが過ぎていって全く記事が書けていない…なんてことはよくあります。
「しっくりくる文章が書けない…でも納期があるし…」と、心がモヤモヤっとしてしまうかもしれません。
文章って、迷いが言葉に出てくるので「どうしようかな…」と悩みながら書いていると、遠まわしな文章になったり投げやりな言葉に自然となっていくのでモヤモヤを解決できるように、自分なりにスピードアップのコツを掴む必要があります。
スピードをアップさせるための5つのコツ
ライティングの速さをアップさせるためには、いろいろ考えながら書いていく必要があります。
むやみに書いていても、単純に文字数を稼いでいると勘違いされてしまいますし、他のサイトと似通った記事になりがちです。
コツをご紹介するので、試してみながらもっとも自分に合う方法や工夫ができそうな部分を組み合わせてみてください。
1.マルチタスクはしない
スピードもあげたいし、効率よく記事を書きたいと思っている人の多くが一度は試したことがあると思います。
マルチタスク方式で、いくつもの記事を同時に書こうとしがちです。
確かに、複数の案件を同時に書いていたら一気にしあがるのでは?と思うでしょうが、実はマルチタスクって非効率だといえます。
同時に書く、と言ってもいっぺんに書けるわけではなく結局1つの1部分を書いているときはもう1つの記事はそのままストップしています。
少しずつ両方をそれぞれ書いていけば、もちろん仕上がる時は2記事完成していますが、かといって時間は1記事分で済んでいるのか?といえば、そういうわけでもありません。
両画面で右手はAの記事、左手はBの記事、と同時に書くことができれば別ですが、1つずつそれぞれに時間を割きながら書いているだけなので、逆に通常の1記事分にかかる時間以上必要になることもあります。
マルチタスクは、家事や音楽を聴きながら勉強くらいであればOKですが、ライティングにおいては不向きです。
2.調べ物は先にしておく
記事を書くときに、人によって順序が違います。
ある人は見出し構成から、ある人はまずどんなことを書くかイメージしてから、などいろいろ特徴はありますが、ライティングを始めたばかりの人は、基本的に調べ物をいの1番に行う方が良いです。
キーワードやテーマ、というのはそもそも依頼をもらった時点で決まっています。
そこから「自分だったらどんな風に検索するだろう?」「キーワードそのまま検索してみようか…」など考えながら、調べ物をします。
キーワードやテーマに沿った内容を把握すると、自然とどんな風に書いていこうか、こういう流れでこう書こうということはなんとなく順序立てることは可能です。
ただ、調べ物ってあれもこれもと調べてしまいがちなので、ピンポイントに絞ることが大事です。
文字数によっても違いますが、2,000字から3,000字程度の記事なら5サイトくらいをさっと参考にするだけでも十分に記事を書くことができます。
参考にしたサイトのことはあまり熟読しないようにしたほうが、自分なりの解釈を用いることができるので、参考にしすぎないように注意しましょう。
3.メリハリは大事にしよう
いろんな案件を抱えていると、ずーっとライティングしっぱなし!なんてこともありえます。
1日は24時間しかありませんし、その間に食事をする時間、睡眠する時間、家族との時間などいろんな時間の使い方があります。
1日中ライティングに時間を費やす、という日があっても悪くありませんが、極力○時間やったら○分休むといったメリハリをつけることも大事です。
ずーっと同じ作業をしていると、どうしても集中力が欠けてしまいますし、惰性で記事を書くことになります。
良い記事を書かなければ、次の案件にもつながりません。
そのためには、一生懸命書かなきゃ!と思うでしょうが、メリハリをつけることで、自分の集中力を回復させることもできますし、なかなかうまくいかなかった記事作成も意外にうまくいくものです。
集中力が速く記事を仕上げる大きな要因にもなっているので、ライティング作業時間にはメリハリをつけてみましょう。
4.タイピングスピードとイコールではない
タッチタイピングができるから、ライティングも速いはず!と思っている人は非常に多いです。
確かに、タイミング速度が遅い人よりは少し速く仕上げることは可能ですが、イコールではありません。
もっと大事なことは、きちんと順序立てて書いていくことです。
自分の中で「こういうことを書いて、結果こういうことを伝えたい」といった思いがなければ、記事の内容もごちゃごちゃになって文字数を稼いでいるだけのようにも見えてしまいます。
自分ではそんなつもりはなかったとしても、見ている側がそう思ってしまえば、書いた記事がもったいないので、順序をきちと考えておきましょう。
考えておくことによって、タッチタイピングが生かされてくるので、ライティングスピードをアップしたいのであれば、タイピングが速いからと思わずにライティング内容をしっかりと順序立てておいてください。
5.頭の中を整理する
ライティングをする時に、スピードが遅くなるのは書く内容がぼんやりとしているからです。
こういうことを書きたい、といった気持ちはあっても頭の中で流れを考えていなくては、なかなかスムーズにライティングを行うことはできません。
自分が好きなこと、興味があることであれば言いたいこともまとめやすいのでスラスラかけるかもしれませんが、自分の不得意とする分野だったり専門的な内容だとどうしても頭の中で整理しておかないと、何をどう書けばいいのか全然わからなくなるのです。
時には1つの記事を書くのに何日もかかってしまった…なんてこともよくあります。
まず、下調べをしてそこから頭の中でこういう流れで書こう、と決めてから一気に書くと速くライティングすることができます。
自分で言葉にしながらライティングしてみても、頭の中が整理されてよいです。
もしも、頭の中で整理しても難しいという場合は、手書きメモで書いてみてもいいかもしれません
いろんなコツはあれどやっぱり書くことが一番
いろいろ、ライティングスピードをアップさせるコツはあります。
ご紹介したコツを試しつつ、それ以外にも自分なりのライティングスピードをアップさせる方法をあみ出してみてください。
ライティングを繰り返し繰り返し行うことで、自分の欠点や良い点を見つけ出すことができるので、自然とライティングスピードをあげやすい方法を見つけられます。
また、コツはもちろん試して欲しいですが、結局のところ「とにかく書いて書いて書くこと」がライティングスピードをアップさせるポイントです。
書いてみて、読み直して修正して…の繰り返しをすることで、自分のライティングスキルは向上していきますし、いろんな文章を書くことによって、自分に合ったジャンルなどもわかってきます。
何でも書いてみることは大事ですが、苦手だな、辛いな、と思うような内容のライティングは自分のモチベーションを下げる結果にもなりかねないので、よく検討してみましょう。
余裕があれば、自分の文章を声に出して読み返してみて、不自然なところがないかをチェックしてみてください。
文章のくせを見つけるのも、スピードを上げるコツです。
ライティングスピードのアップに集中力は不可欠
ライティングスピードをアップさせるコツをご紹介しました。
基本的に、タイピングのスピードよりも一気に書き上げる集中力がライティングのスピードを上げるコツです。
事前準備として、下調べや頭の中を整理するなどしておくと、より一層書きやすくなります。
たくさん書いて、自分で読み直しての繰り返しをしながら、スキルとスピードを上げていきましょう。