ライティングを行っている時に、どうしても気になるのは「想像以上に時間がかかってしまう…」ということです。
自分としては集中してライティングをしているはずなのに、1記事仕上がるたびに○時間も経っていた場合、かなり非効率に感じて落ち込むかもしれません。
実際1記事にかかる時間がどれくらいなのかで、自分の業務効率なども考えていなくてはいけないので、できるのであれば効率よく作業を進めたいと思うのは当然です。
そこで、ライティングが効率的に行えるように試していただきたい方法を5つご紹介するので、参考にしてみてください。
もくじ
ライティングの効率を良くする考え方
効率的な方法を知る前提段階で、考え方も少し変化させる必要があります。
なぜなら、考え方や意識によってライティングに向き合う感覚が全く変わるからです。
だらだらとパソコンに向かっていても、結局気持ちが真摯に向き合えないことも多いので、作業は進みません。
効率が良くなる考え方は、まず時間設定をすることです。
「この記事のこの部分までを○時までに仕上げる」もしくは「この記事を○時までに仕上げる」といった設定をしてみましょう。
時間を決めることによって、納期と同様の切迫感が生まれて自分に火をつけることができます。
ポイントは「頑張ればできるくらいの時間に設定する」ことです。
あまりにも無謀な設定では単純に焦りが先にきて、結果的に良質な記事を作成することはできません。
逆に余裕がありすぎる設定をすれば気持ちに切迫感はでないので、意味はないのです。
時間設定をするためには、自分が1時間で集中すると何文字打てるのかを検証し、決めてください。
ざっくり決めても自分のキャパがわからないので成功したりしなかったりと作業にバラつきがでます。
1時間集中して打つのはキツイ、という場合は30分でもいいです。
30分打てた文字数を倍にすれば、1時間に打てる文字数も自動的に分かるのでまずは自分の容量を調べてください。
効率を考えた時に、意識の中で必要なのは切迫感と何を伝えたいのかを整理する考え方です。
時間設定は、限られた時間の中で伝えたいことを整理し、まとめる力を養えます。
ライティングを効率的に進める5つの方法
自分なりにライティングの効率を良くしよう!と頑張る人は多いです。
ですが、一体どうやって効率を良くするのか、いろいろ試してみたけど全然効率が良くならない…と悩んでいるかもしれません。
効率的にできる方法はいろいろあるので、ご紹介していきます。
1.最初の文に「伝えたいこと」を書く
効率が悪くなる書き方として、とにかくキーワードを意識した文章を書いていると、長々と書いてはみたものの、結局何が言いたかったのか?誰に向けての文章だったのか?が分からなくなります。
もちろんキーワードを意識することは大切ですが、それ以上にそもそも誰に何を伝えたいのかということを理解していなければ、良い文章を書くことはできませんし、書いた後に自分でも「なんか伝わらないな…」と落ち込んでしまうかもしれません。
効率を意識するのであれば、まず自分が伝えたいことを1本の柱として考えておかなくてはいけないのです。
意識できていないと、話の軸がぶれてしまって右往左往することでまとまりのない文章になり、相手に伝わらないライティングになります。
そうならないためにも、まずは冒頭に自分が伝えたいことを書き、忘れないようにしてください。
話の趣旨がぶれなければ、基本的にはスムーズに文章を書くことができるので、効率もアップします。
2.見出しを先に考えて流れを把握していく
ライティングをする時にやりがちなのが、見出しを1つ1つその場で考えながら書いていく方法です。
もちろん悪くはないですが、見出しって結構重要で、記事を作成していく時の順序や流れにもつながっていきます。
そのため、1つ1つ見出しを考えると時間が必要になり、頭の中も整理できない状態となるので、内容として結末までスムーズにいかないことが多いです。
慣れてくれば別ですが、最初は自分で構成を作らなければいけない場合は、先に見出しを作ってしまいましょう。
その方が見出しに沿って文章を考えていくだけなので、非常に効率がアップします。
見出しは、その記事の道しるべともなるので読む人にはとっても重要ですし、興味惹かれるかどうかの見極めにもなるのです。
見出し作りに慣れておくと、段々ライティングスピードが向上します。
3.箇条書きにまとめてから書き始める
見出しが決まっていたり、伝えたいことをきちんと意識できていたら、すぐにライティングをスタートしたくなりますが、一度立ち止まりましょう。
ぶれない文章を書くためには、伝えたいことを意識する他にも、この見出しではこんなことを説明したいという意識も必要です。
どうしても、書いているうちに寄り道したくなるのが人間なので、見出しの直下に伝えることを箇条書きにしてから書き始めると余分な文章をカットすることができます。
箇条書きをそのまま提出するわけではないので、自分で把握するためのものだと思ってください。
良い記事を早く書くコツは、伝えたいことがトップの考え方ですが、そのほかの文章は伝えたいことの補足、より魅力的に感じてもらうための彩りのように考えて進めることです。
とにかく文章を羅列すればOKという感覚は、絶対に抱かずにその点を意識するためには、やはり伝えなければいけないことを箇条書きでもいいから理解することなので、試してみると良いかもしれません。
4.こまめな保存は絶対必要
ライティングそのものには関係ないですが、パソコンを利用して記事を書いていくものなので、何があるかわかりません。
突然シャットダウンしてしまうかもしれませんし、保存したと思ったらしていなかった!なんてこともありえます。
そうなると、再度消えてしまった部分から書き直しになりますし、手間でもあり気持ちの負担としても非常に強いです。
もう一度同じ文章を書こう、と思ってもなかなかそうもいかないので、こまめに保存し、プレビューで画面上残しておくという方法も効果的だといえます。
あまり意識していない部分だとは思いますが、万一のことを考えて保存は大事です。
真新しいパソコンを使っていても、意外に不具合が発生したり、画面が固まってしまってやっと動いたと思ったらデータが消えていた、ということになることはあるので、注意しましょう。
余計な手間を出さないためにも、こうしたマメさは必要になります。
5.必ず読み返す
記事が完成すると、うれしくてそのまま提出する人がほとんどかもしれません。
確かに、時間をかけて完成させたものは自分の自信にも繋がりますし、すぐに出そう!と思うのはよくわかります。
ただ、すぐに提出しても誤字脱字、キーワードの漏れ等あれば修正の対象となるので、再度書き直してもう一度提出しなくてはいけません。
この作業は、自分自身の手間でもありますが、クライアント側の手間にもなるので、避けるようにしましょう。
避ける方法は、自分で再度見直す方法です。
自分で声に出して読んでみると、日本語が不自然な部分だったり、誤字にも気付けます。
めんどう、と思うかもしれませんが、このひと手間が修正依頼を極力減らす方法なので、しておいて損はありません。
修正してもらいたい、と言われるとちょっと落ち込んでしまうこともあるので、読み直すことは必須です。
ライティングは書いていくうちに必ず向上する
時間をかけて書いた記事だとしても、何度も失敗してしまうことはあります。
そういう失敗を繰り返していくと、どうしても自分のライティング力に自信を失ってしまうかもしれませんが、すぐにくじけないことが大事です。
ライティングって、料理と一緒でやればやるだけ上手になります。
スポーツのように向き不向きがあるわけではないので、自分なりに少しずつでも能力は向上していくので、日々書き続けることが大事です。
「もうだめだ」とあきらめたくなることもあるでしょうが、書いていくたびに必ず効率もスピードも向上していくので、まずは書いてみてください。
ライティングは日々の積み重ねが結果を生むものなので、自分なりの努力は必ず報われます。
ただ、ライティング効率を検討した時にどんな方法が自分に合っているのか、というのはいろいろ試して自分で調整していくことが必要です。
他の人に合っていても、自分に合うとは限らないので、模索してみましょう。
ライティングの効率は書きたいことをまず理解することから始めよう
ライティング効率をアップさせる方法をご紹介しました。
いろんな方法がありますし、書く人それぞれに合う合わないはあるので、いろんなことを試してみて自分に合った方法を探してみましょう。
どのような方法だったとしても、大事な考え方は「伝えたいことは何か」「誰にどんなことを伝えたいのか」ということを意識することです。
その部分はまずしっかりと考えて、見出しを決めたり、文章を書いていくことが全てのライティングの効率を上げる方法だといえます。