Pythonの強みは、多くのライブラリが整っていること。
この記事では、効率よくライブラリをインストール又はアップデートする方法をシェアします。
結論から言うと、バッチファイルがおすすめです。
もくじ
バッチファイルとは?
バッチファイルとは、ある処理のコマンドをひとまとめにしたファイルで、Windowsだと、”.bat”、Macだと、”.sh”みたいな拡張子を持ったファイルです。
制御文もかけるので、高度な処理も書けます。
Python3と同時にインストールされるPIP
この記事では、python3を対象に説明を進めます。
Python3をインストールすると、ライブラリを管理してくれるプログラム””pip”もデフォルトでインストールされます。
まずは、下記のようなコマンドでpipがインストールされているかどうかを確認してみてください。
(base) Tommy$ pip --version
pipのバージョンが表示されれば、ひとまずOKです。
バッチファイルを作ろう!
ここでは、私のオススメのPythonライブラリを一気にインストールもしくは更新してくれるバッチファイルを作ります。
基本的には、私が過去ライブラリを更新するたびに打っていたコマンドを列挙したものです。
下記をテキストエディタにコピーして、拡張子をwindowsだったら、”.bat”に、MacやLinuxだったら、”.sh”にして保存。
python3 -m pip install --upgrade pip python3 -m pip install -U numpy python3 -m pip install -U pandas python3 -m pip install -U matplotlib python3 -m pip install -U request python3 -m pip install -U beautifulsoup4 python3 -m pip install -U opencv-python python3 -m pip install -U pillow
上記のコードをざっくり説明すると、
まずは、pipのアップグレードを行います。これ意外に重要です。
そのあと、pythonでよく使うオススメのライブラリをインストールもしくは更新します。ここでの ”-U”オプションは、現在のあなたのライブラリ環境が古い場合、自動的に更新させるコマンドオプションです。
コマンドプロンプトに “python3″と入力した際に、Version(バージョン)情報がでなかった場合は、上記バッチファイルは正しく動きません。
その場合は、同様に”python”を試していただき、Version情報が出てきたら、上記リストをpython3ではなく、pythonに変更してバッチファイルを作ってみてください。
バッチファイルが実行できない場合 ( Mac or Linux )
MacやLinuxの場合は、作成したバッチファイルに実行権限を付けないとバッチファイルの処理が進まない可能性があります。
その場合は、下記コマンドをターミナルで実行してください。
chmod +x "ファイル名(xxxx.sh)"
バッチファイルも更新しましょう!
あなたが他のライブラリを環境に入れたら、バッチファイルも更新する事をおすすめします。
ファイルの更新はめっちゃ簡単です。あなたがターミナルに打ち込んだ内容を
バッチファイルに複写すればいいだけです。
pipプログラムが優秀なので、あなたの環境を常に最新版にコントロールしてくれます。