中学校、高校で学ぶ英語の授業で、重要な英文法の一つが、関係代名詞。
関係代名詞は、名詞をより詳しく説明するための機能であり、相手により詳細な情報を与えることができます。
この記事では、関係代名詞のおさらいを紹介しています。
英文法の関係代名詞が不得意な方は参考にしてみてください。
もくじ
関係代名詞の種類
学生時代に下記のような規則を習ったかと思います。
関係代名詞の主格
主格、つまり主語となりえる名詞を、下記の代名詞に変換し文をつながることができます。
I have a friend who lives in America. (私にはアメリカに住んでいる友達がいます。)
上記は、下記の二つの文から成り立っています。
- I have a friend
- He / She lives in America.
二つ目の文の主語(He / She)と一つ目の文の目的語(friend)は同じものを指しているので、二つ目の主語は、関係代名詞の主格を使って変換し、文をつなげます。
関係代名詞(主格)の応用例
The man ( who ) I thought was my friend deceived me. (私が友達だと思っていた人が私をだました。)
上記は少し応用になります。
難しくしているのは、I thoughtの部分です。
しかし、I thoughtの部分を一旦隠してみると、主格が当てはまることがわかると思います。
関係代名詞の主格及び所有格は省略できません。 (目的格の関係代名詞は省略可能)
関係代名詞の所有格
関係代名詞の所有格はイメージしやすい方が多いかもしれません。
「 the 」や「 my 」などがつかない名詞の前に関係代名詞を入れる問題は所有格が答えになるケースが多いです。
I have a friend ( whose ) name is Ken ( 私にはケンという名前の友達がいます。)
関係代名詞の目的格
続いて、関係代名詞の目的格です。
関係代名詞を難しくしているのは、概ね目的格かと思います。
目的語を取る動詞が前にあるかどうかをしっかり理解できるかがキーになります。
Paris is the city ( which ) I have long wanted to visit. ( パリは、私が長い間訪れたいと思っていた都市です。)
上記の例で、( where ) を入れたくなる方が多くいるかと思います。
場所の後ろにカッコがあるからそうだと。
しかし、( where ) を言い換えてみると、下記のようになります。
where ( 場所 ) = in / at / to which
つまり、前置詞と関係代名詞がセットになった場合のみ、( where ) 関係副詞に変換できます。
今回の例でいうと、visitは、他動詞のため、前置詞を使わずに目的語を持ちます。
そのため、関係代名詞の目的格を取ります。(もしくは、目的格を省略する。)
- Paris is the city.
- I have long wanted to visit Paris ( or it ).
関係代名詞(目的格)その他の例
The man ( whom ) I thought to be my friend deceived me.
上記も、文を分解して考えてみましょう。
そうすると、目的格が入ることがわかるでしょう。
- The man deceived me.
- I thought him to be my friend.